薄紅色の朝 -マリア様がみてる SS- Magical chocolate cat

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太陽昇れば また新しい朝 今日がどんな日でも 同じひとつの朝

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薄紅色の朝 -マリア様がみてる SS-

 カーテン越しに差し込む薄紅色の優しい光に誘われ、私は目を覚ました。
 まだ寝ぼけた眼の前に広がるのは、見覚えのない天井に知らないベッド。
 ここはいったい、と考えて体を起こそうとするも、強い力によってそれは遮られた。
 一瞬、これが噂の金縛りかとも思ったが、どうやらそれも違うらしい。

 では、この状況は一体何なのだろう。

 横になりながら、首だけを回して左を向くと、カーテンを通してうっすらと太陽が覗える。視点を移動させると、立派な勉強机とドアが。
 そうだここは……と、ベッドを抜け出そうとするがまたも邪魔をされた。この力をなんとかしない限り、私は起きられない。
 その正体を確かめるために、寝返りを打つようにして今度は右を見た。
 思わず出そうな声をなんとか堪える。なぜなら、よく見知った顔が眠りの真っ最中だったから。
 親友と言って差し支えない。だが、これはどうかしている。一緒のベッドで寝ていること自体が、常軌を逸しているのだ。
 しかも、その両腕でしっかりと体を抱き締められている。
 私は何がなんだかさっぱりわからないまま、今までの人生で最大級の困惑に満ちた朝を迎えた。


 -薄紅色の朝-


 とにもかくにも、ここまでに至った経緯を整理してみよう。
 私は、寝起きの頭をフル回転させ始めた。


 昨日のはずのクリスマスイヴ。
 私は山百合会の、だが聖のいないクリスマスパーティーを終えた後の学校帰りに、M駅中央線快速東京方面のホームで栞さんを見かけた。その視線を追うと聖がベンチに腰掛けている。
 どちらも私服。イヴなのだし、待ち合わせをしているのだろうと思ったが、栞さんは遠くから立ったまま聖を見つめ続けるだけだった。
 そして、涙しながら独りで東京行きの快速に乗ろうとする彼女。
 私は迷った。栞さんを追うか、それとも聖に声をかけるか。
 結局、私は彼女と同じ電車に乗り、動向を見守ることにした。いつもとは違う雰囲気に不安を覚えたから。
 それに、彼女を待っているであろう聖はきっとあそこから動かないだろう。
 後を追うと終点の東京駅に着いた。彼女は真っ直ぐに新幹線乗り場へ向かっている。どこへ旅立とうとしているかはわからない。けれど聖を残し、何もないまま去らせるわけには、いかない。
 私が声をかけると、彼女はとても驚いたものの、逃げようとはしなかった。
 問い詰めると、聖と駆け落ちするはずだったが、思い直して学園長と決めた転校先へ旅立とうとしていた。もう二度と戻ってくるつもりはないと言う。
 私はそれを一旦引き止め、手紙を書かせようと思った。
 私からこのことを告げても、きっと聖には事実として受け止めることが出来ないだろうから。
 栞さんは、私の提案を受け入れてくれた。
 さらさらと零れる涙をそのままに想い書き連ねるその姿は、とても綺麗だと感じると同時に、彼女の強さをも印象付けるものとなった。
 私は手紙を受け取って彼女を見送った。
 引き止めることなど考えもしなかった自分は、一体何を望んでいるのだろうと考えながら――。

 M駅まで戻って聖の姿を確認し、一応の安堵を覚えると、私はすぐに白薔薇さまへ電話をした。
 白薔薇さまは少し考えた後、私にとりあえず一旦帰宅し、そのときにもう一度電話をするようにと言った。理由を尋ねると
「今日、いえ明日ね。明日になったら三人で深夜の誕生会をしましょう」
 そう。忘れようはずもなく、明日はイエズス様の生まれた日であると共に、聖にとってもその日なのだから。
 帰宅し、母へ食事は外で、ごめんなさいと言って断わると、再度白薔薇さまに電話をし、外泊する旨を母に説明して貰った。
 楽しんでいらっしゃいと快い承諾を得た私は、身支度を整えると待ち合わせのM駅へと戻った。

「あら、早かったじゃない」
 M駅へ約束の三十分前に着いたはずなのに、白薔薇さまは既に改札の前で腕を組みながら笑顔で待っていた。
 二回目の電話を切った直後にはここへ向かっていたに違いないと、勝手だけれど確信がある。
 白薔薇さまは、周りからは聖を放任主義にしている様に見えているだろうが、実のところはとても気にかけているのだから。
 話もそこそこに、二人で八王子方面行きのホーム階段の影から聖を確認する。
「ほら、まだいるわよ。ホント、しょうがないんだから」
 遠巻きに見つめるその瞳は、マリア様を思わせるくらいの慈愛に満ちていた。それは、栞さんへ向けられているものなのだが。
「さて、もう十一時。私はあの子のところに行くから、蓉子ちゃん、貴方は南口を出た方にあるレストランで席を取っていてくれるかしら。あと、栞さんからの手紙、預かっていい?」
 私は頷くと、ショルダーバッグからそれを出して、白薔薇さまに渡した。
「ありがとう。じゃ、ちょっと行って来るわ」
 柔らかい笑顔でそう言うと、聖の元へ向かって行った。
 聖のいるホームを歩きながら、こちらを向き軽く手を振る白薔薇さまと、ベンチに座りながら俯いている聖とを交互に見やった後、二人が出会う前に私は改札を後にした。
 その時、ふと胸が軋んだような音を立てた気がした。私はこれの正体を知っている。
 嫉妬だ。
 私に聖を連れ戻すことが出来ないとは思わない。けれど、白薔薇さまの方が適任なのは明らかだ。
 肝心なところで友人の力になれなかった、自分への非力さに苛立っているのかもしれない。
 そんな暗い気持ちになりながらも足は勝手に進み、二十四時間営業のレストランの前に着いていた。
 私は入り口から中に入ろうと掴んだドアの取っ手を――引かずに、そのまま離した。
 栞さんのことでは聖のために何も出来なかった私だけれど、せめて、せめて同じ寒さくらいは感じていたい。
 独りだけぬくぬくと過ごすことは、どう考えても許されなかった。

 結局、レストランの外で手に息を吹き掛けながら、二人を待つことにした。
 慌てていたのか、家を出るときに手袋を忘れてしまっていたのだ。
 普段の私らしくないミスに苦笑いながら更に待っていると、白薔薇さまに肩を抱かれた聖の姿が見えた。
 思うより早く、駆け出していた。
 聖の目の前に立ったものの、すぐに言葉が出てこない。
 言いたいことがたくさんありすぎて、どれから伝えればいいのかわからなかったから。
「心配かけて、ごめんなさい」
 聖が先に口を開いた。
 驚いたが、その言葉が思ったよりもしっかりしていたので、少しだけ安心することが出来た。
 私は思い出し、コートのポケットの中を探り、紙袋の中からかたまりを一つ取り出すと、それを聖の口に押し付けた。
 昨日、聖も出るはずだった、クリスマスパーティーで出された令ちゃんの作ったクッキーを、聖の分として少し貰っていたのだった。
 それを食べると、聖ははらはらと泣き出した。それは悲しみの涙でなく、きっと少し気が休まったからなのだろう。勝手だけれど、そう感じた。
「さあ、行きましょ」
 そんな私たちの背後へ何時の間にか回っていた白薔薇さまは、その肩に手を回すと押し出すようにして歩き出した。
 レストランではなく住宅街の方へ。
「お姉さま、どちらへ?」
 聖が尋ねた。
「私の家。聖のお母様には、さっき泊まらせるって電話しておいたから。三人でパーティーをし直しましょう」
 その前にレストランへ寄るのではなかったのか、その疑問の答えを考えながら歩き続けていると、程なくさっきの言葉に対して合点がいった。
 白薔薇さまがさっき私をレストランへ向かわせたのは、聖を説得する時間が読めないから、私がその間に寒い思いをしないようにと慮ってのことなのだと。
 聖と栞さんを見かけてから、私はずっと聖のことだけを考えていたけれど、白薔薇さまは私のことまで気遣ってくれていたのだ。
 少し悔しかった。
 けれど、さっきの嫉妬ではなく、逆に目標のようなものが出来たことに嬉しく思える。
 私がそんな少し未来のことを浮かべながらいると、不意にベルが鳴り響いた。
 ビクッとした私と聖をよそに、白薔薇さまはバッグからあろうことか、目覚し時計を出して音を止めた。
 そうかこれは――白薔薇さまを見ると頷いて止まったが、聖だけは何かわからず二歩程前に踏み出していた。
 不思議そうにこちらを向くその顔へ、白薔薇さまと共に
「ハッピー・バースデー!」
と、叫んだ。
 夜中だったけれど、これくらいは構わないだろう。
 今日は年に一度、大切な人の誕生日なのだから。

 住宅街を歩いているうちに、程なく一軒の家の前で白薔薇さまの足が止まった。
「ここよ。一応静かにお願い」
 そう告げ、鍵を外し静かに扉を引くと、私と聖を中へと導いた。
 玄関で靴を脱ぎ、出されたスリッパ履き、階段を軽くギシギシと音を立てながら二階へ上がり、最初の部屋に通された。
 入ると、そこはとても暖かかった。少し暑いくらいに。
 白薔薇さまが暖房を消し忘れて出かけた、なんてことはないだろう。
 聖の体が冷えているであろうことを考慮しての、白薔薇さまの優しさに思えた。
「何もないけどゆっくりしてね。あ、コートはクローゼットの中の空いているハンガーを使ってくれたらいいから。聖、私のをお願い」
 早口にそう言うと、白薔薇さまは階下へ降りて行った。
 とりあえず初めてということで、私は部屋を見回す。
 まず目に入ったのは、部屋の真ん中に無色透明なガラス台のテーブル。
 それから左奥のクローゼット。右奥に少し大きめのベッド。右側壁の窓に薄紅色のカーテン。
 ドアを入って右手前に勉強机。左側の壁に本棚。題名を見るが、あまり一貫性がないように思える。
 置かれている品のそれぞれが、簡素でシックなものばかり。
 さっぱりとした白薔薇さまの性格と、趣味の良さを表しているように感じた。
 本だけは少し例外のようだけれど。まるでそう、江利子のそれと似ているのかもしれない。

「蓉子、はい」
 不意に呼ばれた方へ振り向くと、聖がこちらを見ながら腕を出している。
「コート、掛けてあげるから貸して」
 私は少し驚きながらも、聖にコートを手渡した。
 黙々と私のコートをハンガーに掛ける背中を見ながら思う。
 聖は、つい一時間ほど前に『失恋』と呼べるものをしたはずなのに、もう他人を気にかける余裕があるのだろうか。
 いや違う。
 きっと、何かをしていないと落ち着かないのだ。
 そして私は、そんな聖を一瞬でも放ったらかしにしてしまったことに少し後悔した。
 今は、私と白薔薇さましか聖のことを見てあげられないのに。
 けれど、私のそれも傲慢かもしれない。
 本当に他人の気持ちがわかる人なんて、いるはずがないのだから。
 でも、それでも私は――。
「はい、お待たせ。温かい飲み物、持ってきたわよ。ストレートやレモンよりいいと思って、勝手にミルクティにしたけれど」
 白薔薇さまが片手でお盆を持ちながら入ってきて、テーブルの上にそれの注がれたティーセットを置いた。
 ガラスと陶器の触れる音が三回響く。
 私は本棚側、聖がベッド側、白薔薇さまは窓の方に座った。と思いきや、白薔薇さまはすぐにお盆を持って降りて行き、また戻ってきた。
 今度はフライドチキンで、某チェーン店のクリスマスセットらしい。
「クリスマスにはこれがないとね!」
 そう強く断言しなくても、なんて思いながらも異論はなかった。
 夕方のクリスマス会で軽いお茶程度はしたものの、聖と栞さんを見かけてからずっと緊張していたのが解けて、もうおなかがぺこぺこだったのだから。
 それは白薔薇さまも同じく、聖に至っては朝から何も食べていなかったらしい。
 そんな三人でバスケットの中をつつくと、即座に合計七本の残骸を作ることに成功した。ちなみに、一番の戦果を上げたのは聖。
 食べることは生きていくことと同じ。私はもちろん、白薔薇さまももう大丈夫と安心した様だった。

 最後に持ってこられたのは、もちろんケーキ。
「はい、ここからは聖の誕生会。でもクリスマスって、誕生日用のケーキをほとんど置いていないみたいなの。で、結局これなんだけど我慢して頂戴」
 そう言ってテーブルに置いたのは、イチゴがケーキの天辺に載せられる限度に挑戦したようなものだった。
 大きさは五号(一五cm)くらい。斬ると、きっと中の層もイチゴでいっぱいに違いない。
「あと、これも」
 薄くて高そうなワイングラスに注がれていく液体。炭酸が音を立て、部屋中に葡萄のいい香りが広がっていく。
 それが終わると、白薔薇さまはケーキのど真ん中に一本だけロウソクを立て、火を点けて部屋の電気を消した。
「じゃあ、イチニサンはいっ」
 白薔薇さまの掛け声と共に『ハッピー・バースデー』の合唱が始まった。と言っても、白薔薇さまと私の二人だけれど。
 その歌われている間、聖は苦笑いしているのかと思えば、神妙な面持ちでロウソクの炎を見つめていた。
 昨日の一日だけで、本当に色々あったに違いない。そして想うのは、やはり彼女のことだろうか。
 また、胸が軋んだ。さっきよりも強く。これも同じく嫉妬なのだろうか。
 考えるも、答えはどこからも出てこなかった。……ってだめだ、今は楽しまないと。
 私は、その考えを頭から吹っ切るようにした。
 歌が終わり、それぞれのグラスを掲げて
「カンパーイ!」
 三つの声がグラスを合わせる音と共に一つに重なる。
 それを飲むと、とても美味しい……って、これってシャンパンのような気が。
 怪訝な顔を白薔薇さまへ向けると
「そうよ。まぁ、今日くらい固いこと言わない言わない。なんてったっておめでたい日なんだから」
と、既に二杯目を注ぎ、私にもボトルを差し向ける。こうなったらとことん楽しんでやると決め、グラスを預けた。
 聖を見ると、その顔が赤い。もしかしたら、意外とお酒に弱かったりするのかもしれない。

 この辺りのことは、あまり覚えていない。
 ケーキは程なく食べ尽くされ、シャンパンのボトルは三本まで増えていたはずだ。
 その間に交わした会話は、聖と白薔薇さまの馴れ初めや、私と聖の出会いやこれまでのことを笑い話に盛り上がった。
 聖もただ黙って笑われるなんて事はなく、度々反撃してきた。主に私に向かって、しつこいだのお節介だのと言うばかりだったが。
 そんなふうに語り合う中、白薔薇さまがすっと立ち上がって
「ちょっとお風呂に入ってくるわね。上がったら、貴方たちも入りなさい」
 そう言うと、私の肩を一つ叩き階下へ降りて行った。

 二人きりになると、途端に静かになった。
 このとき、私の酔いは既にほとんど覚めていた。だからはっきりと思い出せる。
 最近二人のときは、大抵私が聖に対して一方的に話すことが多かったのだけれど、今日は何を話せばいいのかわからなかった。
 聖がベッドの横にもたれながら天井を見上げているので、私もその隣に座って同じように真似てみた。
 だが、特に変わったものが見えるわけでもなく、白い天井と蛍光灯があるだけで、目新しいものは何もない。
「蓉子とはさ――」
 しばらく二人で天井を眺めた後、聖が不意に口を開いた。
「――ホーント色々あったわね。中学からだから、もうすぐ五年か。お節介にもどんどん磨きがかかるし」
 それは貴方のせいよ。そう言おうとしたが、それより先に
「でも、感謝してるわよ。気にかけてくれてることや、他のことでも色々と。こんな私なんか、見捨ててしまえばそれだけでも楽になれるだろうに。だから、本当にありがとう……」
 驚いた。聖から「ありがとう」なんて言葉を聞くのは、一体いつ振りくらいになるのだろう。
 それを聞こうとしたら、ふと左肩に軽く重みがかかった。見ると、綺麗な顔が静かに寝息を立てている。
 言いたいことだけ言って独り寝てしまうなんて、相変わらず勝手だ。でも、そんな貴方から目が離せなくなったのは、いつの頃からなのか。
 私のお節介からの口げんか。これも数え出したらキリがない。それでも、私たちはずっとこれまで友人をやってこられた。親友と言い換えてもいいと思う。
 それはただ、それだけのことなのだろうか。なんて、時々思う。
 けれど、今すぐその答えを出そうとはしない。今までずっと出なかったのだし、この瞬間、肩にかかる幸せだけで私にとっては十分だった。
 私も聖の方へと体を傾ける。疲れのせいもあってか、自然とまぶたが落ちた。
 と思ったのもつかの間、扉が開いて白薔薇さまがお風呂から上がってきたのだった。しかもバスタオル一枚で。着替えを忘れてしまったらしい。
 そんな姿のまま私たちを見て、
「あらあら、仲がいいわね。ちょっと妬けちゃう」
 なんて言いながら、クローゼットからパジャマを出して着込んだ。
「じゃあ、聖をベッドへ乗せるわよ」
 それが終わると、今度は
「蓉子ちゃんも」
 そう白薔薇さまに言われてベッドに潜り込んだ……気がする。
 自分の意志では、きっと恥ずかしくて出来なかっただろうから。
 白薔薇さまは、聖の顔を愛しげに眺めた後、私に向かってこう言った。
「この子、自分では独りがいいと言いながら、決して独りでは生きていけないの」
 そう、悲しそうに目を伏せた。
「だから蓉子ちゃん、私の勝手だけれど、聖のことお願い」
 今まで見た中で、白薔薇さまの一番真剣な目だった。
 私は頷くと、暖かい手に頭を撫でられながら眠りに落ちた。


 そして、起きたらこの状況。
 ようやく納得のいった私は、聖が目覚めたときにどうしようかと考えた。
 一つ驚かせてやろう。昨日、私に苦労を掛けた罰として。
 その方法を思いついたとき、隣のお姫様がゆっくりと目を開けこちらを向く。もちろん私を抱き締めたまま。
 最初は寝ぼけているようだったが、事の異常さに気付くと私を解放して起きようとする。
 けれど、今度は私の方が羽交い絞めにして離さなかった。そして
「おはよう、聖。昨日は素敵だったわよ」
 そう言って微笑むと、頬に小さくキスをした。
 私はきっと、この薄紅色に染まった顔を、一生忘れることはないだろう。
 
 『マリア様がみてる』を題材にして書いた、ふたつめのSSです。
 極力会話を出さないで、情景と蓉子さまの感情描写のみに特化しています。
 そんな実験的作品なので、今でもやはり読みづらいですね。
 改めて反省。

 蓉子さまの想いが、少しでも聖さまに伝わればいいのに。
 そんなところから書かれたはずです。
 調べてみたら、2003年7月21日にゲストで書かせて頂いたもの、らしいです。 
 もう3年半も前になるんですね……いやはや懐かしい。

 あとは懺悔として、0時を告げるアラームを勝手に代えました。
 おもしろくないかな、と思って。目覚し時計の方が。

 なんとなく、冬のお話なので載せてみました。
 こっそりと。
 アデーレとレフィだけじゃ寂しいから……。
 少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。
 お目汚しでございました。

 よろしければ感想などお書きください。凄く喜びます。
 


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[ 2006/12/25 00:00 ] 物語? | TB(0) | CM(0)
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